先月から週1回程度、お昼休みの15分を使ってミニカンファレンスを開催しています。
今回はカンファレンスではなく伝達講習でした。スタッフ2名が「気分障害」について研修を受け、とても分かり易かったとのことで他スタッフにもレクチャー。当事業所でも精神疾患をもつ利用者さんが年々増えています。代表、管理者はじめ私自身も長年訪問看護に従事していますが、「これでいいのか」「どうアプローチしたらいいのか」と頭を悩ます場面が多いです。
今回のテーマ「気分障害」とは気分の変動によって日常生活に支障をきたす病気の総称と言われています。うつ状態だけが続くものを「うつ病」、躁状態とうつ状態をくり返すものを「双極性障害」。前者は100人に約6人がかかる病気と言われています。薬物療法・休養・環境調整・精神療法が主な治療になります。私たち訪問看護師が実際に行う看護の基本①その人と日常生活を知る②対処方法を考える③変化を共有する、そのためには・・・『雑談』が優秀な看護道具である、とお話してくれました。ただのおしゃべりではなく何気ない雑談の中には本当の思いや希望が含まれる、その人との関係性を築くとっておきの手段とのこと。難しいことはできませんがそれなら出来そう、いやいやおしゃべりなら普段から得意(^-^)。できないことの理由を一緒に考え、新たな対処法を考える。できた時には一緒に喜ぶ、それをつぎにつなげる。それらを意識して今後の訪問で実践していきたいな、と思える講習でした。